避難所レイアウトについて

 

 避難所ではいったん被災者が流入し、「場所取り」が始まってしまうと、その人たちを再配置することは、大変難しいのが現実です。配慮が必要な方のためのスペース等、あらかじめ決めておかないと、後になって確保することが困難です。

避難所のレイアウトイメージを持っていただくために、避難所レイアウトの一例を作成しました。「避難所運営マニュアル」を補完するため作成したものとなります。

 

災害の規模や種類、災害発生の時期・時間帯によって避難者数や避難者のニーズが大きく異なることから、必ずしも作成した配置図のとおりに指定避難所の開設・運営を行わなければならないものではありません。

 

〈参考〉避難者一人当たりの必要占有面積

1平方メートル/

発災直後の一時避難段階で座った状態程度の占有面積

2平方メートル/

緊急対応初期の段階での就寝可能な占有面積

3平方メートル/

避難所生活が長期化し、荷物置き場を含めた占有面積

 

初動期・応急期(発災直後から3日目程度)

 

 豊明市の地域防災計画において想定している大規模災害時の避難所避難者として、最大で11,429人と見込んでおります。発災直後は、避難者が多いため座った状態の避難やエアマットや段ボールなどを床に敷くという対応も想定されます。

 

  避難所開設の際に考えること

 ・要配慮者優先の区割り ・地区別の区割り ・避難所事務室の確保

 ・通路、居住スペースなどを床面に色テープなどで示す

 ・居住区にブルーシートを張る

 ・避難所入り口に受付(避難者名簿記載場所)を設置

 ・簡易トイレ、汚物集積場の設置

 

 レイアウト図(初動・応急期)pdf

 ※あくまでも一例となります。

 

復旧期以降(災害規模によりますが4日目以降)

 

 避難所生活が長期化するほど、健康への負担は増大し、避難者の心身に悪影響を及ぼし、その後の生活再建を大きく阻害することになりかねません。狭い避難所での寝泊まりが続くことやストレス等により、エコノミー症候群を引き起こす可能性があります。

パーテーションや段ボールベッド(簡易ベッド)を設置し、プライベート空間の確保や寝床の改善により段階的に避難所内の質の向上を図っていくことになります。

 

 レイアウト図(復旧期)pdf

 ※あくまでも一例となります。

 

参考リンク

 

避難所運営マニュアルについて

豊明市避難所運営マニュアル/豊明市 (toyoake.lg.jp)

 

関連リンク

内閣府HP(外部リンク)

避難所の生活環境対策 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)