ダンボールコンポストとは
生ごみを基材(ピートモス・くん炭)の入ったダンボール箱へ投入し、堆肥化を行うものです。
入手が容易であり、場所を取らないため、気軽にごみの減量を行うことができます。
やってみよう!ダンボールコンポスト(pdf 1211KB)
準備するもの
・ダンボール箱(防水加工でないもの)
・中敷き用ダンボール
・基材(ピートモス15リットル・くん炭10リットル)
※ホームセンターなどで購入可能です。
※記載量は目安のためダンボールの大きさに合わせて準備してください。
・スコップ
・クラフトテープ(ガムテープ)
・新聞紙
・覆い布(古布・タオル・防虫ネットなど)
・設置台(ブロック・カゴ・発泡スチロールなど)
ダンボールコンポストの作り方
1.虫が入り込まないよう、ダンボールの隙間を塞ぐ。
2.余分な水分を吸収するために、箱の底に新聞紙を敷く。
3.箱の底に中敷き用ダンボールを入れて補強する。
4.基材(ピートモス・くん炭)を3対2の割合で入れてしっかり混ぜる。
5.水を加えてかき混ぜる。
(強めに握って、軽く固まるくらい)
6.覆い布を被せて、通気性を確保するため、設置台の上に置く。
(雨などに濡れず、風通しの良い場所に設置する)
ダンボールコンポストの使い方
1.生ごみを入れる。
2.しっかり混ぜる。
混ざりにくい四隅も忘れずに!
3.毎日繰り返す。
生ごみ投入時の知っておきたいポイント
・投入できる生ごみの目安の量 1日あたり500グラム程度。(基材25リットルの場合)
※投入量が多すぎるとダンボールがふやけてしまうため注意が必要です。
・投入期間は3~6か月程度。
・基材が乾燥している場合は水を加えてかき混ぜる。
・生ごみを入れない日も、発酵に必要な空気を取り込むためにかき混ぜる。
※必ず毎日行う必要はありませんが、数日間放置されると発酵が止まります。
・生ごみをなるべく細かくすると、分解されやすくなります。
・白カビの発生は発酵が進んでいる証拠なので、問題ありません。
・虫の発生を防ぐため、生ごみはなるべく早く投入する。
・分解が順調に進んでいると温度が20~40度になる。
入れて良いもの・良くないもの
良いもの |
良くないもの |
・炭水化物(ごはん・うどん・パンなど)
・加熱した肉、魚
・野菜や果物の皮、切りくず
・発酵食品(ただし味噌は×)
・油(揚げ物した後の油でも○)
・コーヒーかす、茶殻など(消臭効果有)
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・生肉、生魚・・・臭いの原因になる。
・柑橘類・・・殺菌成分があるため、発酵の妨げになる。
・玉ねぎ、トウモロコシの皮・・・分解されにくい。
・骨、貝殻・・・分解されない。
・漬物、味噌・・・塩分が強いと堆肥に向かない。
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熟成
生ごみを分解させた基材を堆肥として使用するには、熟成を行う必要があります。
熟成を行わずに堆肥として使うと、根を痛めてしまうため、必ず熟成を行いましょう。
1.始めるタイミング
・分解のスピードが遅くなった。
・基材にべたつきを感じるようになった。
左記のような状態になったら、生ごみの投入を終えて、
熟成を始めましょう。
2.1週間に1回程度水を加えてかき混ぜる。
目安の期間 夏期 1か月程度
冬期 2か月程度
生ごみの形が無くなり、水を入れても温度が上がらなくなったら
熟成終了です。
堆肥の使い方
熟成を終えた堆肥は土と堆肥の割合を土:堆肥=3:1の割合で混ぜて使用します。ほかの肥料と混ぜて使用することも可能です。