国際生物多様性の日
5月22日は「国際生物多様性の日」です。
1992年5月22日に「国連生物多様性条約」が採択されたことを機に国連によって制定された国際デーで、毎年5月22日には世界各地で生物多様性に関する行事が催されています。
山や海など場所によって異なる自然環境のことをいう「生態系の多様性」、動植物や微生物などさまざまな種類の生物が暮らしていることをいう「種の多様性」、同じ種の生物でも個体によって遺伝子が異なりそれぞれ差があることをいう「遺伝子の多様性」、これらを総称して「生物多様性」といいます。地球上には多種多様な生物が生息していて、それらの生命が織りなす活動によって自然のバランスは保たれており、私たちは日々の生活の中で自然の恩恵をさまざまな形で受けながら生きています。
しかし近年は、森林の伐採、都市開発、大気や水質の汚染、外来種の侵入など、人間の行う活動によってそのバランスが崩れたことによって自然や生物は減少を続けており、生物多様性が脅かされる危機的な状況が起きています。これからも自然の恵みと共に暮らしていくためにも、「国際生物多様性の日」の機会に生物多様性について考えてみませんか。

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