現在、湛水(たんすい)防除事業として、尾張農林隋産事務所が大久伝排水機場の更新を行っています。
現在の大久伝排水機場は昭和49年に建設され、約50年湛水防除施設とし、重要な役割を担ってきました。
令和5年9月末に新しいポンプが設置されましたので、ご紹介します。
湛水(たんすい)防除事業とは…
「湛水」とは農業用語で、水田に水を張ってため続けることを言います。湛水は稲作において欠かせないものである一方、排水がうまく機能しないと必要以上に水が溜まってしまい、農作物が被害を受けることもあります。
農作物を湛水被害から守るための事業を湛水防除事業といいます。
現排水機場
ポンプ:横軸軸流ポンプ 動力:エンジン(重油)
現在、使用しているポンプは重油で動いています。使用中は、声が聞こえなくなるくらいのものすごい音です。
新排水機場
ポンプ:縦軸軸流ポンプ
動力:エンジン(重油),モーター(電気)
新ポンプは、エンジン(重油)で動かすものと、モーター(電気)で動かすものが1台づつ入ります。
水槽内:ここに水が集まりポンプにより境川に排水されます。
ポンプ :口径φ1350mm この大きさのものが2台設置されます。
この羽根車がまわり水を吸い上げて、河川へ排水します。
今後も引き続き工事を行っていきます。工事の際は近隣の方にご迷惑をおかけしますがご協力お願いいたします。