【株式会社 ナカノ金物】社会全体で子育てをしていける環境であり続けたい
うちは昔から子連れ出勤は可能でした。この取り組みがもっと浸透する社会であるといいと思う。
代表取締役 中野敏宏
豊明市は令和5年5月に市職員が何らかの事情で子どもを普段の預け先に預けられない場合、一時的に職場に帯同することを認める制度「ワーク with チャイルド」(愛称ワチャ)を導入。全国の自治体でも珍しい事例と話題になりました。
「株式会社ナカノ金物」では、以前からこの制度を取り入れています。
「職場に子どもがいて当たり前」だった
うちの会社は昔から子どもがいるのが普通でした。毎日連れてくる、ということではないのですが、預け先がなかった時など緊急の時は一緒に出勤してもらっていました。お客様がお子様を連れていらっしゃることもありましたし、子どもが職場にいる環境は珍しいことではありませんでした。
預け先がないなら、連れてこればいい。迷惑でもなんでもない。
親も子も、安心できるならそれが一番であるし、当たり前として受け入れています。
「社会全体で子どもをみる」
これが従来の形だと思っています。
子育てしやすい社会になってくれるといい
託児所があるような企業さんだったらいいけど、そんな会社ばかりではないと思う。
お子様がいることが危ないお仕事もあると思います。
それぞれの会社の出勤スタイルがあるから、子連れ出勤制度が全ての企業に浸透して欲しいとまでは言えないけれど、フレキシブルなスタイルで出勤が出来る世の中になるといいと思う。親にとっても子どもにとっても安心できる環境は職場にとってもいい環境。子育てしやすい社会になる一歩じゃないかな。

この奥で子どもがお絵かきをしています。

時々子どもの様子を確認。子どもも「一緒にくるの楽しい」と一言。
本当に困った時は助かりますし、子どもも喜んできてくれます
----------この制度を利用している社員
本当に預け先がない時は助かります。時々ですが、子どもが小さい頃から連れてきているので、子どもも理解しているし、こちらとしても安心できるのが一番です。ご来店してくださるお客様も声をかけてくれるのも嬉しいですし、ありがたいです。今では子どもも、「自分もいきたい」と言うほど一緒に出社するのが楽しいと言ってくれます。
子どもが絵を描いたり、絵本を読んでいる机は、「子連れ出勤普及啓発事業」の補助金を使って「House of Fun」さんでオーダーしたものです。
荷物が片付けられるように机の下にスペースがあり、絵本が立てられるようにしてくれました。引き出しもありますし、コードが通せるようになっています。この机、キャスターが付いていて、子どもが乗って遊んだりもできるんですよ。子どもは大喜びです。オススメです。

片付けなど自分でできるようにしています。

子どもが大喜びのオーダー机。
「子育てしながらの就業が難しい」ではなく、「いざという時はみんなで助け合う」「社会全体で子どもを育てる」当たり前だけど、大事なこと。豊明市が率先してこの制度を取り入れたのはとても意味があると思う。周りの理解・温かい目があるのは社員のモチベーションにも繋がるし、子どもにとってもいい。少しずつでいいから、「ワーク with チャイルド」が広がってくれると嬉しい。
豊明市の新しい挑戦や取り組みに今後も期待したい。
豊明市子連れ出勤普及啓発事業受託者
株式会社ナカノ金物
代表取締役 中野敏宏
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