帯状疱疹について

   帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘(みずほうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。多くの人が子どものころに感染する水痘ウイルスが原因です。水痘が治った後も、ウイルスは体内に潜伏して、加齢やストレスなど、免疫力の低下をきっかけにウイルスが再び活性化し、帯状疱疹を発症します。50歳代から発症率が高くなる傾向があります。

 

症状について

   初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿って、ピリピリした皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが現れます。特に胸やおなか、背中や顔面など皮膚の柔らかい部位に広がりやすいです。その後、痛みを感じる部位の皮膚に帯状の赤い発疹が現れます。その場合、皮膚症状だけではなく、神経にも炎症を起こすため、激しい痛みが現れます。

   皮膚の症状は、およそ3週間ほどで治りますが、特に高齢の方は、症状が長引いたり、発疹は治ったのに痛みが残ること(帯状疱疹後神経痛)があります。症状には個人差がありますが、気になる症状がある場合は、できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。

 

予防について

 帯状疱疹は、免疫が低下することにより発症するので、無理をしないことが大切です。

  規則正しい生活を心がけましょう。

 ▸免疫力の働きを高める3つのポイント

 〇質の良い睡眠と休息

 〇バランスの良い食事

 〇適度な運動とリラックスできる時間の確保

 

▸予防接種

 帯状疱疹の予防には、50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。ワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症を抑えたり重症化の予防が期待できます。ワクチンは2種類あります。

 予防接種による効果や副反応などについてご理解した上で、接種の判断をしてください。なお、ワクチン接種の実施につきましては、直接各医療機関へお問い合わせください。

 

予防接種の費用助成について

 下記の対象者に対して、任意予防接種の接種費用の一部助成をします。

 

助成対象者

 50歳以上の豊明市民(接種日及び申請時点で豊明市に住民票を有する人)で、令和7年度帯状疱疹ワクチン定期予防接種の対象者外の人

 ※帯状疱疹ワクチンを接種完了した人は原則定期接種の対象となりません。

 

助成申請期間

 令和7年4月1日~令和8年3月31日

 ※原則、接種日から6か月以内に助成申請が必要となります。

 

ワクチンの種類と助成内容

ワクチンの種類

 乾燥弱毒生水痘ワクチン

「ビケン」(生ワクチン)

 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン

「シングリックス」(不活化ワクチン)

 対象年齢等

 接種時点で満50歳以上の人 

 接種時点で満50歳以上の人

 実施回数  1回  2回
 助成額  4,000円  1回あたり10,000円

※どちらかのワクチンの助成を生涯に1度のみ

※全額自己負担の場合は、乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」は6,300円から9,100円程度、

 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」は1回あたり20,000円から24,000円程度かかります。

 

助成金申請方法

【市内の実施医療機関で接種を受ける場合】

 市内の実施医療機関で帯状疱疹の予防接種を受ける場合は、接種費用から助成金額を控除した金額を医療機関にお支払いください。(健康推進課への申請は不要です。)

 

 市内実施医療機関一覧(令和7年4月1日時点)

医療機関名 ビケン シングリックス 申込み
相生山クリニック  ☎0562-97-2332 
いこま内科クリニック 窓口へ直接
植村循環器科・内科  ☎0562-95-5333 
大久伝内科  ☎0562-92-3883
おおはらクリニック
 ☎0562-85-5678
かなざわ内科クリニック  ☎0562-38-5808
すぎうら内科クリニック
 ☎0562-96-0500
すずき内科クリニック  ☎0562-93-1280
前後整形外科内科クリニック 予約不要
豊明クリニック 窓口へ直接 
中山内科
窓口へ直接 
成田内科循環器科  ☎0562-92-8110
深谷胃腸科外科  ☎0562-93-1241
前原外科 整形外科 小児科  窓口へ直接
三崎クリニック  ☎0562-92-1010(午前のみ)
みずのクリニック    ☎0562-93-0021 
やまだ形成外科・内分泌内科クリニック
☎0562-93-6680

※電話番号の記載がない医療機関は、窓口の予約のみとなります。

 

【市外の実施医療機関で接種を受ける場合】

 豊明市任意予防接種費助成金交付申請書兼請求書を記載の上、健康推進課にご提出ください。

※添付書類 : 領収書(接種者氏名、接種年月日、金額及び医療機関名の記載があるもの)、予防接種の種類の記載があるもの(明細書、済証または領収書)

※添付書類はコピーでも可

※申請は原則、接種日から6か月以内に行う必要があります。

 豊明市任意予防接種費助成金交付申請書兼請求書  (PDF版)(word版)