政策マーケティング調査とは、行政目線でなく、多くの市民が望む「めざすまちの姿」を実現するための総合計画策定に向けた基礎調査です。
下記、1~3の流れで実施します。

1 グループインタビュー
市民ニーズを反映した“まちづくり”をしていくために、豊明市に暮らす市民の皆さんが、どのような生活実感を持って暮らし、何を望んでいるのか、皆さんの想いや意見をお聴きする場として、10回グループインタビューを実施し、合計で92名の市民に参加していただきました。
また、SNSを活用し、Facebookからも意見を募集しました。

回数
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日時
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場所
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参加者数
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第1回
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2014年1月9日(木曜日)
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文化会館
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12名
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第2回
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2014年1月10日(金曜日)
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本郷公会堂
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9名
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第3回
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2014年1月10日(金曜日)
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市役所
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9名
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第4回
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2014年1月10日(金曜日)
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落合会館
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11名
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第5回
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2014年1月11日(土曜日)
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文化会館
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12名※中学生対象
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第6回
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2014年1月11日(土曜日)
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坂部公民館
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6名
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第7回
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2014年1月12日(日曜日)
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大根公民館
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10名
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第8回
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2014年1月12日(日曜日)
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市役所
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4名
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第9回
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2014年1月13日(月曜日)
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豊明団地自治センター
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12名
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第10回
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2014年1月13日(月曜日)
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阿野ふれあい会館
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7名
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合計
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92名
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その結果、1,023個の「生活課題等」が出され、市職員の意見も追加し、重複している内容等を整理した結果、81個の「めざすまちの姿」となりました。 ⇒ めざすまちの姿一覧
2 理念出しワークショップ
市の若手職員(29名)で組織されたプロジェクトチームを結成し、グループインタビューから抽出された「めざすまちの姿」を同じ方向性で整理(グループ化)し、それらが共通する「理念」と、その「理念」が具体的にどのようなまちになっている状態なのかを表す言葉を検討しました。
理念出しワークショップの工程

この理念出しワークショップを受けて、最終的に13個の「理念」に整理されました。
理念出しワークショップの結果
理念 |
理念の説明 |
1 |
快適
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きれいで、心地よく、誰もが住みやすいまち
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2 |
誠実
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健全で透明性が高い行政運営で、市民に開かれたまち
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3 |
のどか
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自然にふれあい、のんびりとゆっくり暮らせるまち
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4 |
つながり
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地域の中でお互いが支えあい、助け合えるまち
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5 |
安心
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心配や不安がなく、明るく暮らせるまち
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6 |
自立
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市民、地域、行政が自ら考え行動し、それぞれの役割を果たしているまち
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7 |
元気
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誰もがいきいきと明るく、活気にあふれているまち
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8 |
誇り
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市民一人ひとりが、わがまちに愛着と自信を持ち続けられるまち
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9 |
健やか
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子どもからお年寄りまで、のびのびと心身ともに健康に暮らせるまち
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10 |
平等
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誰もが等しく個性を伸ばし、自分らしく生きられるまち
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11 |
魅力
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豊明の良さを発信し、多くの人に親しまれるまち
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12 |
関心
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一人ひとりが互いに気遣い、普段から地域活動に参加しているまち
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13 |
挑戦
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誰もが生きがいを持ち、夢や目標に向かって踏み出せるまち
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3 市民アンケート調査(市民意識調査)
グループインタビューと理念出しWSを経て、市民の生の声から作成された81個の「めざすまちの姿」と13個の「理念」を基に市民アンケートの設問(選択肢)を作成し、無作為抽出の18歳以上の市民3,000人を対象にアンケート調査を 平成26年3月に実施しました。
この調査から、市民が実際の生活の中で重要と感じている「めざすまちの姿」と「理念」を把握しました。
このアンケート結果から、総合計画の核となる「めざすまちの姿」のマトリクスを設定し、このマトリクスに基づき総合計画の策定を進めます。