豊明市は、愛知県の中央よりやや西部に位置しており名古屋市南部に隣接しています。人口約6万9千人、面積23.22平方キロメートルで、昭和47年8月1日に愛知県で30番目の市として誕生しました。

 名古屋市近郊といえども、緑豊かな自然環境と古い歴史に育まれながら、快適な居住環境を備えた名古屋都市圏の住宅都市として発展を続けています。

 市内には、わずか十分の一とも云われる軍勢の織田信長が今川義元を奇襲で打ち破った戦いで有名な「桶狭間古戦場伝説地」の他に、海抜72メートル地点にあり市内を一望できる名勝地「二村山」や今も残る鎌倉街道などの史跡があります。競馬ファンにはおなじみの「JRA中京競馬場」もあり、訪れる人を楽しませてくれる歴史や施設があります。

 また、春には戦国武将の霊を慰める「桶狭間古戦場まつり」、秋には高さ約12メートルのやぐらの上で獅子を舞う県指定無形民俗文化財「大脇の梯子獅子」、市指定無形民俗文化財「上高根の棒の手」と火縄銃の発砲音が轟く「警固まつり」が開催され、豊明の風物詩として親しまれています。

 市域南部には、国道1号・23号を始め伊勢湾岸自動車道が横断しており、関東圏や関西圏へのアクセスが非常に便利となっています。このような交通利便性から、豊明インターチェンジ付近には鉢物花き市場として全国有数の取扱高を誇る「愛知豊明花き地方卸売市場」があります。「愛知豊明花き地方卸売市場」は、切り花の取扱いを始め花き専門市場としての機能が充実しており、市域南部の流通産業の核としての発展が期待されています。

 豊明市は、緑豊かで快適な居住環境と交通の利便性を備えた名古屋都市圏の都市として、さらに発展していくために刻々と移り変わる時代の流れに的確に対応していきます。