わたしたちの住む豊明市のまちづくりでは、これまで、隣組や区、町内会に受け継がれ た組織的な助けあいの精神や地域のあたたかい絆が、地域住民の暮らしや福祉の向上に大きな役割を果たしてきました。さらに近年、防犯、福祉、環境などさまざまな分野において、こころざしを持った市民の取り組みが、いっそう活発になってきました。
 こうしたことから、町内会活動、市民活動及びボランティア活動を含む幅広い地域社会活動を応援することにより、地域の力を活かした協働のまちづくりをより一層すすめていくことを目指し、平成22年3月、議員提案により「協働のまちづくりをすすめる地域社会活動推進条例」が制定されました。
 制定から15年が経過し、コロナ禍において孤独・孤立の問題が顕在化し、社会課題としてとらえられるようになった社会的背景に合わせ、本市においても、年齢、性別、国籍、障害の有無、経済状況、その他あらゆる特性にかかわらず、誰もが取り残されることなく、人と人、人と社会がつながり、役割や生きがいを持って暮らせる地域共生社会の実現を目指して、多文化共生、男女共同参画、協働推進を発展する形で政策立案を行うため、令和7年4月に同条例第17条中の委員会名称を改めました。