市民の皆様へ

   新型コロナウイルスへの感染防止に最大限の注意を払いましょう

 愛知県でも新型コロナウイルス感染拡大の第5波が押しよせています。
 豊明市は第4波での感染の波が大きく、第5波では今は沈静化していますが、ウイルスが感染力の強いデルタ株に置き換わっていく状況にあり、早晩、感染確認者数は上昇すると予想しています。
 デルタ株は従来株とはまったく異なるレベルの強い感染力をもちます。
 また、感染者一人が他人に感染させてしまう人数も一気に増えています。

 今週はお盆にあたります。市民の皆様におかれましては、親戚が集まる機会が増えるかと思いますが、最大限の感染防止に努めてください。飛沫感染で感染が広がる以上、マスクなしでの会食はもちろん、マスクをはずした状態でのお茶を飲みながらのおしゃべりも同様の高いリスクを伴います。
 また、デルタ株では若年層でも重症化するケースが増えています。「自分は若いから大丈夫」ではありません。
 また、ワクチンの2回の接種が済んだから大丈夫ということもありません。ワクチンを2回接種した方は重症化のリスクはとても低くなりますが、感染するリスクや他人に感染させてしまうリスクは残ります。「ワクチンをもう打ったから大丈夫」といった誤った雰囲気にのまれ、家族間で感染を広げることを防ぎましょう。
 新型コロナウイルスは感染者の多くで味覚、嗅覚、体のだるさ、思考力や集中力を始めとする認知機能の低下など一部の症状が長引くこともわかっています。また、県内自治体のなかでワクチン接種が比較的進んでいる豊明市においても、若年層に対してはまだ接種が進んでいませんし、12歳未満については有効性や安全性が明らかになっていないことからワクチンを打てません。
 ご自身と大切な人を守るために、今一度、新型コロナウイルスを正しく恐れて行動しましょう。

                               2021年8月12日

                                                                                      豊明市長 小浮 正典 (こうき まさふみ)