市民の皆様へ



   新型コロナウイルスへの感染防止に向けて、より一層、対策を徹底しましょう

 

 今週、豊明市内としては初めて、愛知県より新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)と認定されるケースが発生しました。クラスターが発生したのは市内の高齢者グループホームです。先週から徐々に当該施設関連の感染確認者数が増えていき、今週になってクラスターと認定されました。通所施設ではなく、入所施設ですので、今以上の広がりは限定的と市は認識しています。
 入所者や職員の健康管理についてはご家族も含めて県保健所により管理されています。すでに濃厚接触者も特定されています。「自分が利用している施設ではないか?」と不安に思っていらっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、施設や保健所から連絡がないのであれば、ご利用されている施設とは関係がないと理解してください。
 上記クラスター以外でも、先週から市内在住の方で新型コロナウイルスへの感染が確認される方が増えています。これまでは家庭内感染が発生しても広がりは限定的でしたが、お一人の感染者から相当数の家族への感染例が見受けられます。以前よりもウイルスの感染力が強まっている傾向は明らかです。市は変異株の影響があると考えています。
 感染拡大を防ぐには一人ひとりが感染防止対策を徹底していくしかありません。
 新型コロナウイルスは従来型であれ、変異型であれ飛沫、あるいは飛沫をもとにした接触により感染が広がります。このことに変わりはありません。今一度、感染防止対策を徹底させましょう。
 1.外出時や人と会話するときのマスクの着用
 2.密閉、密集、密接のいわゆる「3密」を避ける
 3.移動時や帰宅時などの手洗い

を徹底しましょう。
 1~3の徹底に向けて
(1)わざわざ不特定多数の人が集まるような混雑する場所へ出向くのは避けましょう。人混みを避けたうえで適度な運動を続けましょう。
(2)夜の会食だけでなく、朝のモーニング時、昼のランチ時も含めて、外食をするときは会話を控えて黙々と食べましょう。食事が終わったらマスクをしたうえで会話を楽しみましょう。
(3)常日頃、生活を共にしている関係でない家族間では、家族の間であってもマスクをつけて会話しましょう。サークル活動などでいつも一緒にいる関係でも同様にマスクをつけて会話しましょう。
 
 上記に加えて、3密の状態でのカラオケや合唱によりクラスターとなったケースが県内で複数発生しています。愛知県はカラオケ設備の利用自粛を要請しています。この要請に合わせて、一定要件を満たして利用自粛に協力した店舗には県から交付金が支払われます。詳しくは愛知県のホームページをご覧ください。
 重ねて申し上げますが、最終的には、お一人おひとりが感染防止に向けた意識を持ち続けるしかありません。市民の皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。



                                                                                            令和3年4月21日

                                                                                            豊明市長 小浮 正典 (こうき まさふみ)