市民の皆様へ

   新型コロナウイルスを正しく恐れ、みんなで感染を防止しよう

 最初に、市民を代表して、病院などの医療、施設や訪問看護などの介護、保育園、幼稚園、放課後児童クラブ、消防・救急その他大切な生命を預かる現場で職務にあたる皆様に心からの感謝を申し上げます。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止と感染者への治療の最前線に立たれる医療関係者らへの感謝の気持ちの輪を広げていいただくとともに、市民の皆様におかれましては、冷静に、かつ正しく新型コロナウイルスへの感染を防止されることを心からお願い申し上げます。
 新型コロナウイルスはこれまでの研究により、(1)飛沫(ひまつ)感染(感染者のくしゃみや咳と一緒にウイルスが放出され、飛沫を他の方が口や鼻などから吸い込んで感染)と(2)接触感染(感染者が咳などを手で押さえた後、その手で周りの物に触れてウイルスが付着し、他の方がそれを触った手で目や口、鼻をこすって粘膜から感染)によりうつるとされています。この2つのいずれかで感染する状況をつくらなければ感染しないともいえます。最近報道で耳にする人と人との距離を2メートルほど離す「社会的距離」は主に飛沫感染を防ぐためのものです。

1、 何よりも不要不急の外出を避けることです。生活の維持に必要でない外出はすべて控えてください。
2、 外出する際には3つの密「密閉」「密集」「密接な会話」のいずれも避けるよう注意することです。テレワークが困難で勤務先へ出勤が必要な方は極力混雑している時間帯での電車・バスへの乗車を控えましょう。食料品など生活必需品の買い物に出かける際にも最小限の人数で出かけ、他の買い物客と距離をとってください。
3、 外出後や食事前には必ず石鹸などを使って手洗いやうがいをしてください。自分でも気づかないうちに、私たちは日常、いろいろなものを手で触り、その手で目や口、鼻を触っています。
4、他人と話す際にはマスクをし、咳エチケットを厳守しましょう。新型コロナウイルスは感染しても症状がほとんど出ないケースがあります。自分が感染者である可能性はすべての人において否定できません。同居している家族以外の人と話すときはマスクをする、むせて咳をするような場合には必ず咳エチケット(ハンカチや袖(そで)を口にあてて飛沫が飛ばないようにする。手のひらで押さえると接触感染の原因になる)を守ることです。
5、ずっと家のなかにいることも健康を害します。混雑していない公園などでほかの方との距離を十分にとり、散歩や体操をしましょう。

市民が一丸となって正しく恐れれば私たちは新型コロナウイルスを必ず乗り越えられます。

                              令和2年4月21日

                              豊明市長 小浮 正典(こうき まさふみ)