広報とよあけ 令和4年12月1日号
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25下水道事業の利益は、施設の更新や改築費用の財源として企業内部に留保される決算額使用料収入収益的収支で利益を出して資本的支出の財源に充てる施設の健全性確保今後は老朽化する施設の更新費用が必要施設は必ず老朽化します予算額461,671,000803,972,000255,118流動負債資産のほとんどが「施設」単位:円、%資本的収支(下水道施設を整備するための収入と支出)項目収入支出執行率391,535,30084.8714,207,95188.8決算額単位:千円金 額収益的支出の減価償却費6.8億円、企業債利息0.9億円資本的支出の建設改良費1.6億円、企業債償還金5.5億円科 目令和3年度決算報告(消費税込み)科 目このサイクルが持続可能な下水道事業経営につながります令和3年度貸借対照表金 額固定資産15,717,876固定負債3,728,887流動資産650,412計15,972,994繰延収益7,493,963合資本金4,025,264剰余金74,468合計15,972,994・ 下水道事業の資産は、汚水管などの固定資産が大部分を占めている。・負債のほとんどは企業債(借入金)で約42.5億円。・ 令和3年度中に約5.5億円返済し、新たに約0.8億円を借り入れ。計14.8億円科 目収益的収支(下水を処理するための収入と支出)項目執行率収入1,266,837,0001,277,407,490100.897.6支出1,266,837,0001,235,882,091予算額 収益的支出と資本的支出の決算額の合計約19.5億円のうち、汚水管などの下水道施設にかかる費用が約76%を占めており、施設を作る時も作った後も多くの費用がかかっています。 残りは県へ支払う汚水処理費用2.8億円、管路施設の維持管理や使用料徴収事務などの費用1.5億円などです。 収益的収入約12.8億円のうち、下水道使用料は6.8億円でした。残りは一般会計からの繰入金2.2億円、長期前受金戻入3.8億円などで収益的支出を賄っています。 資本的収入は、企業債の借入金0.8億円、国からの補助金0.2億円、一般会計からの繰入金2.9億円などで、収入の不足分は減価償却費などの企業内部に留保されている資金で補てんしました。令和3年度損益計算書金 額営業費用1,088,299営業収益営業外費用91,650営業外収益特別損失688特別利益合純利益計1,180,637合34,878・令和3年度の下水道事業は、約3,500万円の黒字。・ 有収水量1㎥あたりの使用料収入は約115円、汚水処理費用は約129円。不足分は一般会計に頼っている。・ 総務省の基準に基づかない一般会計からの繰入金は約3億5千万円。下水道事業に利益(もうけ)は必要か決算から見る下水道事業単位:千円金 額636,088577,3462,081計1,215,515科 目令和3年度の決算状況

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