広報とよあけ 令和3年10月1日号
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Information 新型コロナウイルス感染症の影響でイベントなどを中止、延期、または内容を変更させていただく場合があります。 開催状況は、市ホームページなどでご確認ください。A.新しい感染症に対する新しいワクチンであることは確かですが、安全性については開発時に厳しい審査が行われ、現在も新たな副反応の監視が続いています。mRNAワクチンは接種後数日で分解してしまうため、長期的な問題が生じる可能性は非常に低いと考えられています。一方で、感染してしまうとしばしば長期的な問題(後遺症)が起きてしまいます。現在の流行状況では、接種しないリスクが接種するリスクを大きく上回っています。Q.長期的な副反応を心配しなくてよいですか?A.新型コロナウイルスは当初は未成年の感染者は少なかったのですが、感染者が増加したことや、感染性の強い変異株に置き換わったことで、未成年の感染者が増えています。未成年が重症化することはまれですが、未成年が家庭外で感染することで大人を含めた家族が感染して重症化してしまうことがあります。また、中高生の接種率が高くなれば、学校での感染が減り、休校しなければならない事態も減りますので、接種できる時に接種することをお勧めします。Q.中高生はワクチンを打つべきですか?A.妊婦さんについては、赤ちゃんの健康も考え最大限の安全確保を優先することが大原則です。その上で、妊婦さんが感染すると重症化や早産のリスクが高まること、また妊婦さんへのワクチン接種の安全性が世界的に確立してきたことから、現在では週数を問わず全ての妊婦さんが接種を受けることが奨励されています。授乳中についても接種が勧められています。Q.妊婦はワクチンを打つべきですか? 高齢者は接種がほぼ完了したことで、ほとんど発症、入院することがなくなりました。ここからは中高年だけでなく、若年層の多くに接種を受けていただくことで、自分、家族そして地域を守れますし、普通の生活を取り戻すことにもつながります。ぜひ前向きに検討していただけることを願っています。おわりに市のワクチン接種担当からのお知らせ 新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症や重症化、それによる死亡のリスクを大幅に下げることが分かってきています。一人ひとりがワクチン接種について理解を深め、自分や家族、地域を守るため、前向きに検討いただけたらと思います。まだ接種を終えていない人でワクチン接種を希望する場合は、接種券(クーポン券)をお手元に準備して、Webサイトまたは予約専用コールセンター(☎0120-622-060)で予約をお願いします。◎このお知らせは、9月上旬の情報を基に作成しています。予約や接種時点で情報が変更となる場合がありますので、あらかじめご了承ください。最新情報については、市ホームページをご確認ください。〈ワクチン特設ページ〉問合せ 豊明市新型コロナワクチン接種担当☎0562-92-8362 ※予約はできません月曜~土曜日 午前9時~午後5時土井洋平教授のプロフィール 1972年生まれ。日本感染症学会感染症専門医。名古屋大学医学部卒業後、国立感染症研究所で研究員として勤務。2008年ピッツバーグ大学医療センター准教授などを経て、2017年藤田医科大学医学部微生物学教授就任。2018年より感染症科教授を兼任。2021年2月よりピッツバーグ大学医学部教授。2021年8月より藤田学園新型コロナウイルス対策本部長。5

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