広報とよあけ 平成31年1月1日号
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39“とよあけ花マルシェ”とは、花の街として豊明市をPRするために花イベントや花関連商品などにより、花に親しむ暮らしをお届けするものです。毎月花情報を連載しますので、お楽しみください。つくしよそおととのすとよあけ花マルシェコラムとよあけ花マルシェコラム 寒かんともなると、いつ雪が降りだすかと心配で、庭木の養ようじょう生などが気がかりになりながらも、結局は何もしないでやり過ごす…。そんな不精な冬越しをもう何年もしているのに、庭木が傷まないのは、やはり温暖化により、冬の気温も年々上昇していることとは無関係ではないでしょうね。とはいうものの、一年で最も冷えるこの季節。決して観賞できる花は多くないのですが、その中にあって、寒さをものともせず花を咲かせるのがスイセンです。 スイセンは地中海沿岸原生のヒガンバナ科スイセン属の総称です。9世紀以前にはシルクロードを通じて唐に伝わっており、日本へは文ぶんあん安元年(1444年)に著された博物辞書『下かがくしゅう学集』二巻草そうもくもん木門の章に「水すいせんくわ仙花…又日本に名づけて曰いわく雪せっちゅうか中花と也なり」の表記があることから、室町時代中期あたりにはすでに存在したと考えられています。 スイセン属の学名はNarcissus。このナルシッサスとは、ギリシャ神話において水面に映る自分の姿をうっとり見つめる少年、そう「ナルシスト(自じことうすい己陶酔)」という言葉のもととなったあの美少年のこと、そしてスイセンはナルシッサスの化身ということです。「この話は聞いたことがありますわ」「僕も。でも、スイセンに繋がることは知らなかったなぁ」いいですね!こんな感じで話を膨ふくらませていただければ、花文化のあるトヨアケが大きくなっていきそう!! スイセンはあまり派手ではないものの、花を長く楽しむことができ、とても育てやすい花です。排水の良い場所に植えておけば、植えっぱなしでも、年々ひとりでに増えていってくれます。1月から咲き始める日本スイセンに始まり、暖かくなってからやっと花を開くものまでいろいろな品種があるから球根選びも楽しいですよ。ただし、毒性があるので決して口に入れないでくださいね。執筆 愛知豊明花き流通協同組合 代表理事 永田 晶彦の言うことと茄子の花には千に一つも無駄がないと聞いています。初夢の鷹は、古来絵によく描かれていたことや鷹狩りによく使われていたことで鷹の代表格であることからオオタカと類推しました。 オオタカの大きさは、ハシボソカラスと同じ位で、全長50㎝、雌はやや大きく58㎝です。姿は、頭部から背、翼など上面は暗あんせいかいしょく青灰色で、喉から下腹部は白く雌雄とも白色の眉びはん班が顕著です。くちばしが鉤状で精せいかん悍な姿をしています。 鷹狩りに用いるオオタカは月齢10日頃より調教を始め、2か月で基礎訓練を終えて、野外の狩猟練習になるようです。獲物は鴨、雉きじ、鷺さぎなどです。 市内では、若王子池、勅使池、二村山周辺の山林や境川流域の田園地帯で観察されています。10年程前には、二村山のコナラ林で営巣しましたが残念なことに途中で放棄してしまいました。追記 オオタカは、環境省の絶滅危惧種に指定されていましたが、近年個体数が増したことにより、指定から削除されました。豊明市史(自然)編集委員三浦 馨 初夢を見ましたか。一富士、二鷹、三茄子の夢を見ると縁起がいいとされます。この由来は、徳川家康に縁が深い静岡県の名物を並べたとの説があります。また、茄子については、地元の古老から親オオタカ 大鷹ハトを捕食しているオオタカの幼鳥(筆者撮影)

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