公共施設適正配置計画を策定しています!

 平成27年度に策定した公共施設長寿命化計画により、持続可能な行政経営を実現するため、事後保全から予防保全型の改修・維持管理等を実施することで、より効率的・効果的な財政運営を図ることとしました。
 この長寿命化計画で掲げた方針に基づき、計画的な改修・維持管理等による財政負担の平準化と施設総量の縮減が必要となります。したがって、公共施設適正配置計画では統廃合・複合化により施設総量は縮減しつつ、必要な機能・サービスは維持していく「縮充」の考えのもと施設の適正配置を検討します。

「がっこう×まちづくりワークショップ」を実施しました!

1.ワークショップの趣旨

 現在策定中の適正配置計画に基づき、将来、施設の統合などを行う際、新たな施設の使い方については、その時の当事者や関係者の皆さんと、協議して行うことになります。そして、そこには、その時点での子どもたちも含まれますし、将来大人になる、現在の子どもたちも含まれます。

 そこで、将来のまちづくりを担う子どもたちとともに、主要な公共施設である学校を中心としたまちづくりを考えるため「がっこう×まちづくりワークショップ」を、三崎小学校をモデルとして実施しました。

 このワークショップは、名古屋工業大学との連携により、子どもたちと目線が近い学生の皆さんにコーディネートしてもらったり、まちの様子や広がりを一目で感じられる立体型の模型を使用したりして、子どもたちがまち全体に対して感じていることや意見を言いやすい工夫をしました。

1-1.日時:平成30年6月30日(土曜日)10時00分~16時00分

    場所:豊明市立三崎小学校 多目的室

    参加人数:児童16名、保護者6名

    内容:まちの立体マップを使って、好きな場所・嫌いな場所を見える化しよう!

       三崎小学校の好きな場所・嫌いな場所を再発見しよう!

    概要: 第1回ワークショップの概要


1-2.日時:平成30年8月23日(木曜日)10時00分~16時00分

    場所:豊明市立三崎小学校 メディアルーム

    参加人数:児童15名、保護者3名

    内容:最高に楽しかった1日を見える化しよう!

       わくわくする学校をつくろう!

    概要: 第2回ワークショップの概要

2.成果物の展示

 今回、三崎小学校の子どもたちが、学校を中心としたまちづくりというテーマで、一生懸命考えてくれました。その成果物を下記のとおり展示しました。これは、その内容と成果を広く市民の皆さんに知ってもらうことに加えて、今後の豊明市の公共施設のあり方やまちづくりについて、市民の皆さんに考えていただくきっかけとするものです。

 なお、展示初日(2月13日)には、ワークショップに参加してくれた児童の代表者にも登場していただき、インタビュー形式で「街のいろいろなことを知ることができた」「自分の想いが実現する学校ができるといいな!」など、自分たちの想いを発表してもらいました。

2-1.展示期間:平成31年2月13日(水曜日)~28日(木曜日)

    展示場所:市役所本館1階アトリウム 

    展示内容:「街の立体マップ」街の好きな場所・嫌いな場所や普段の行動を大きな立体マップに

                  子どもたちがピンや糸を使い示したもの

         「未来の学校」子どもたちが考えた、こんな学校がいいなと思う未来の学校の模型

2-2.展示期間中に訪れた見学者の声:

  • 「名古屋工業大学の学生さんが作った『立体マップ』がとてもリアルで、街を想像しながら取り組めたのではないか。このようなワークショップは、とてもいい取組みだと思うので、ぜひ他の地区でも実施してほしい」
  • 「子どもたちがつくった『未来の学校』を見て、わくわくした!」
  • 「活力あるまちづくりをしてほしい。そのためにも、子どもたちが主体となれるような、意見や発表ができる場が必要だと思う。まさに、今回の取組みのようなことをどんどん展開していってほしい。子どもたちが行きたくなるような学校づくりが、住みたいと思えるまちづくりにつながると思う。」 など

 成果物展示会成果物展示会2成果物展示会3

3.ワークショップの成果

 今後、適正配置計画に基づき、施設マネジメントを推進していくにあたっては、将来世代にも影響することも考慮し、今回のようなワークショップや市民討議会など、広く市民の声を聴くことができる手法の活用が必要であることが分かりました。適正配置計画を策定するにあたって、大変参考となる取り組みとなりました。