食育ひろば

豊明の農産物

 豊明市全体の面積は2,318ha※で、そのうち約23%(536ha)が農地です。そこで 私たちの食生活をささえる農産物が作られています。また、その農地のうち約69%(371ha)が田、約31%(165ha)が畑で、豊明市では主に次の農産物が作られています。

※1ha(ヘクタール)は1辺が100mの正方形の土地と同じ広さで、面積は10,000平方メートルです。

 

お米

お米の画像

 やっぱりお米がいちばん。市内の田んぼのうち約68%(253ha)でお米が作られています。品種は「コシヒカリ」(約4割)と「あいちのかおり」(約6割)が中心です。
 新米の出荷は、「コシヒカリ」が8月下旬から、「あいちのかおり」が10月上旬から始まります。

   

小麦(収穫時期=6月上旬~中旬)

小麦の画像

 水田の転作作物として振興が図られ、市内で約15ha作られています。
 品種は「農林61号」で、主にうどんやそうめんの原料として使われますが、汎用性が高いため、クッキーなどのお菓子にも使われます。

   

大豆(収穫時期=12月中旬~下旬)

大豆の画像

 「畑のお肉」と呼ばれるほど、たんぱく質が多く含まれており、非常に栄養価も高いうえに、様々な食べ方ができる食材でもあります。ちなみに、若いうちに収穫したものが「枝豆」です。
 市内では約11ha作られていて、品種は主に豆腐用に使われる「フクユタカ」が中心です。

   

黒大豆(収穫時期=12月中旬~下旬)

黒大豆の画像

 市内では丹波種の黒大豆も約3,000平方メートル作られています。丹波種黒大豆の特徴は、大粒で糖分が多く煮崩れしにくいことと、身体にとても良い成分が多く含まれていることです。 
 市内の和菓子屋では、黒大豆ようかん「紫宝」としても販売されています。

   

はくさい(収穫時期=12月~2月ごろ)

はくさいの画像

 はくさいはビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウムなど、特に芯の部分に栄養が豊富に含まれています。調理方法が多様な野菜で、特に寒い冬には体を温める食べ物として重宝されます。
 市内では約13ha作られています。

   

プチヴェール(収穫時期=12月~2月ごろ)

プチヴェールの画像

 青汁の原料でもあるケールと芽キャベツとをかけ合わせた新種の野菜で、1990年に静岡県で誕生しました。ビタミンCやカロテン、カルシウム、鉄分など栄養価が高く、JAあいち尾東でも部会を立ち上げ、特産品となるよう推進中です。市内でも約1,000平方メートル作られていて、JA産直所で販売されています。

   

施設野菜

 いわゆるビニルハウス内で栽培し、普通よりも収穫・出荷時期を早めたり、遅くしたりして、その作物の供給期間を長くするものです。
 主にトマト、メロン、いちごなどが栽培されていて、市内にそれぞれ直売所もあります。
   

露地野菜

市内の畑では、主にさつまいも、なす、かぼちゃ、すいか、スイートコーン、ねぎ、キャベツ、ほうれんそう、たまねぎ、だいこん、さといも、じゃがいもなどが作られています。
   

果樹

ぶどう(収穫時期=8月上旬~9月下旬)

ぶどうの画像

 市内では約10ha作られていて、直売所も数多くあります。収穫時期は品種によっても異なりますが、8月上旬からデラウエアが、8月中旬から巨峰が最盛期を迎えます。

   

かき(収穫時期=10月~12月)

かきの画像

 特に沓掛町徳田地域で多く、約16ha作られています。品種は「次郎柿」「富有柿」が多く、収穫時期は10月から12月ごろまでです。

   

みかん(収穫時期=11月中旬~12月)

みかんの画像

 市内南部に位置する栄町大脇地域で多く、約7ha作られています。
 収穫時期は、早生みかんで9月から、普通みかんで11月中旬から12月ごろまでとなります。

   

畜産

 市内では、酪農家が2戸、養鶏農家が2戸、養豚農家が1戸あります。
 養鶏では直売所を開設していて、産みたてで新鮮なたまごが販売されています。
 また、22年8月には養豚農家直営のハム工房も開設され、こだわりの 自家産精肉、自家製ハム・ソーセージを販売しています。   
参考資料:平成21年産作物統計(東海農政局統計部)