とよあけの自然 

ナガコガネグモ ~円網にX状の白い糸をつける~

ナガコガネグモ【とよあけの自然】の画像

ナガコガネグモは身近なクモで、草原・河川敷・
水田などで見られる

 

 コガネグモ科のクモは比較的大型で、派手な色彩をした種が多くいます。ナガコガネグモもそのう内のひとつです。成熟した雌の腹部は黄金色で、十数本の黒い縞模様しまもようがあります。草原・湿原・水田など背の高い草本類の生えている環境に好んで生息しています。最近は、水田に多数見るようになりました。餌となるイナゴが多いからです。昨年、農家の方に直接お聞きしたところ、むかしより農薬をあまり使用しなくなったし、使用しても低濃度だそうです。それが、個体数に大きく影響しているのかもしれません。
 ナガコガネグモの円網をよく見ると、中央にX状の白い糸があります。これは「隠れ帯」と呼ばれています。この隠れ帯はどんな役目があるのでしょうか。仮説として「捕食者から身を守る」、「円網を補強する」、「網を目立つようにする」、「餌となる昆虫を引きつける」など、いろいろ唱えられていますが、詳しい事は分かっていません。また、網を左右にはげしく揺する習性があります。

 

市史執筆員 緒方 清人

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