とよあけの自然 

ガ ~かくれんぼの名手たち~

ガ【とよあけの自然】の画像

樹皮と同化するツマキナカジロナミシャク

 

 ガは地味、汚い、気味が悪いなど、嫌われることが多い生き物です。この地味な色模様が多い理由として考えられていることは、外敵に見つかりにくいというものです。じつはこの地味な色模様は、自然の中にある様々なものと同じ様な色模様となっています。ある種類は樹皮に見えるように、ある種類は枯葉に見えるように、となっているにです。いずれの色模様も、外敵となる鳥などが興味を持たない、食べられないものに似通っています。そのため樹皮、枯葉、青葉、枝などから、変わりものでは鳥のフンにそっくりなものまでがあります。これらは隠蔽(いんぺい)と呼び、物陰に隠れるカクレンボと違い、見えているのに見つけることができないカクレンボとなっています。さしずめ忍法木の葉隠れの術。見事な隠れ方です。もちろん物陰に隠れる種類が多いのですが、さらにはガの外敵となる相手、刺されると痛いハチに化けたものやフクロウのような強敵に見えるものなど、様々なカクレンボをする種類が見られるのがガなのです。

 

市史執筆員 吉鶴 靖則

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