とよあけの自然

オオスズメバチ ~害虫か益虫か~

オオスズメバチ【とよあけの自然】の画像
樹液に来たオオスズメバチ(間米町榎山)


 スズメバチの仲間は、日本における野外でもっとも危険な生物のひとつとして知られています。その中で、一番大きく恐いハチが写真のオオスズメバチになります。クマやマムシ、ハブは人命に関わることのある外敵としてよく知られていますが、毎年一番死者が出ているのは、ハチによるものです。これは、刺された後でアレルギーを起こしショック死するためです。そのため様々なハチの仲間が害虫として駆除されています。また、スズメバチの仲間はしばしばミツバチの巣を襲い、幼虫などを食料として持ち帰るため、養蜂業者からも害虫とされています。このようなスズメバチの仲間ですが、人に有益な益虫ともいえます。農業面から見てみると、野菜の害虫であるイモムシなどを非常に多く狩るからです。そのため、山里のほうではスズメバチの仲間の巣を守り神のように手厚く敬ったり、保護する地域も見られます。また、畑の横で飼育することもあります。同じ種類の昆虫でも人と立場が変われば害虫にも益虫にもなるのです。

 

市史執筆員 吉鶴 靖則

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