とよあけの自然 

サルトリイバラ ~カシワの葉と同じように西日本で使われる?~

サルトリイバラ【とよあけの自然】の画像その1
写真1
立派に成長したサルトリイバラ

 

サルトリイバラ【とよあけの自然】の画像その2
写真2
サルトリイバラの葉を使用した
麩饅頭(ふまんじゅう)

 


 サルトリイバラはバラ科の植物ではなく、ユリ科です。
 日本各地の山野に見られるありふれた植物です。半蔓性(はんつるせい)の低木で、近くにある木などによじ登るように成長して 3メートルにもなります。
 本市では栄町の桶狭間市民緑地、間米八幡社などで見られますが、残念ながら定期的に刈り取られるので写真1ほどには成長できません。
 節を持ち、節々でジグザグに折れ曲がっています。その節の部分から巻きひげを出しています。雌雄異株であるため、雌株だけに赤い実が成ります。
 和名はサルをひっかけて取るとげのある低木という意味でつけられています。慣用的に山帰来(さんきらい)とも呼ばれています。
 西日本では、サルトリイバラの葉を、柏(かしわ)の葉と同じように餅を包む皮として使っているところもあるようです。写真2のように麩饅頭を包みます。なお、市内ではサルトリイバラの葉の代わりに笹が使われ、春から夏まで売られています。

 

市史編集委員 小笠原 昇一

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