とよあけの自然 

ウメノキゴケ(地衣類)~空気のよごれを調べる環境指標植物です!~


二村山のウメノキゴケ

 

 
工事中

大きく成長しているウメノキゴケ
    (豊田市内)

 



 地衣類は、カビの仲間である菌類と緑色の色素をもつ藻類が一緒に力を合わせて生きている共生体です。菌類は水と栄養分を藻類に与え、逆に藻類は呼吸の材料であるデンプンを菌類に与えます。市内では樹幹、岩上、土上に 、9種類が生育しています。
 その中で、ウメノキゴケは環境指標生物として空気のよごれを調べるのによく使われます。ウメノキゴケが、あるかないか、どのくらい大きく育っているかを調べて大気汚染の状態を知ることができます。ウメノキゴケが大きく成長すれば空気がきれいであることを示し、消滅すれば大気汚染が進んでいる証拠になります。また、山間部において、よく成長したウメノキゴケ(写真参照)を、市内の各所に置いて、その消え方を観察するという調査方法もあります。
 このウメノキゴケは、細くて若い木には、なかなか見つかりませんが、環境のよい場所では、石の上でも見つかることがあります。市内では、二村山の頂上にある樹幹にかろうじて生育しています。
 和名の由来はウメの木に生育するコケという意味です。

 

市史編集委員 小笠原 昇一

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