とよあけの自然

ジョロウグモ ~秋、黄金色に輝く~

 

工事中


目の細かな横糸を張るジョロウグモの雌
 

 ジョロウグモは秋に成体になり、雑木林や公園などに多数生息しています。雌(めす)の腹部上面は金色と水色の縞模様が特徴です。また、腹部下面の末端も鮮やかな赤色になり、とても目立ちます。円網の直径は50センチ以上にもなり、その形は馬蹄形(ばていけい)をしています。こしき(クモが静止している位置)は網の中心部よりかなり上部にあり、常に頭を下にして静止しています。主な餌は昆虫で、自分の体よりもかなり大きなトンボやセミなども捕らえます。
 網を真横から見ると前後にも複雑な網があり、三重構造になっています。古い糸や脱皮ガラなどはその前後の網にくっつけ、ごみ捨て場の役目となっているようです。しかし、枝や落ち葉などはこまめに網から取り外し、壊れた箇所の補修もします。夕方になると毎日のように新しい円網を張るオニグモとは対照的です。
 9月になると雌の網に褐色の小さな雄(おす)が侵入し、多いときで四、五頭の雄が交接(こうせつ)のチャンスを窺(うかが)っています。
 産卵期は晩秋で、卵で冬を越し翌年の5月にふ化します。脱皮を8回ほど繰り返して成体になり、わずか4か月足らずで体長30ミリに成長します。

 

市史執筆員 緒方 清人

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