とよあけの自然 

カイツブリ(オヨメ) ~潜水の名人~

カイツブリ(オヨメ)【とよあけの自然】の画像

親鳥(左)とヒナ

 

 カイツブリは小さな水鳥です。巧みに泳いだり潜水して、小魚や水中の昆虫を餌とし、池や川の水のよどんだところに水草を積み上げて、皿型(さらがた)の浮巣(うきす)をつくります。(「浮巣」とは水面に巣をつくり池の水位が増えたときには上昇し、減ったときには下降するようになっている巣のことです。)巣から離れるときには卵を外敵に襲われないように枯れ草で覆(おお)い、隠(かく)しています。
 6月の中頃には、市内のため池で親鳥がかわいらしい雛(ひな)に、小魚を与えている微笑ましい姿を見せてくれます。
 カイツブリは全国各地に様々な愛称があり、豊明では『オヨメ』と親しみをこめて呼ばれています。ひとむかし前には、学校の帰り道に琵琶ヶ池(びわがいけ)の堤から、友達と声を合わせ『オヨメ、オヨメもうひとつ潜(もぐ)れドボン』とカイツブリに呼びかけると、これに応えるかのように潜り、予想しない彼方に小魚をくわえ浮上する姿に歓声をあげ、道草を楽しみにしたものです。
 秋から冬になると、10~30羽の群れになり、北国から渡ってきたカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、それにカモ類も加わり、勅使池(ちょくしいけ)の広い水面は賑(にぎ)やかになります。

 

市史編集委員 三浦 馨

 

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