とよあけの自然

チョウとガ ~どこが違うのでしょう~

チョウとガ【とよあけの自然】の画像  

親しまれているチョウ アゲハ(沓掛町皿池上)

 

 チョウとガはどこで見わけるのでしょうか。好かれる虫の代表「チョウ」と、嫌われる虫の代表「ガ」。イメージには大きな違いがあります。昼に飛んでいるのがチョウで、夜に飛んでいるのがガではありません。たとえば、市内にもいるイ力リモンガやヒロオビトンボエダシャクなどは昼間飛びまわります。美しいのがチョウで、汚いのがガでもありません。市内でも美しいガをたくさん見ることができます。ビロードハマキ、ベニスズメ、アカマダラメイガ、ヒメカギバアオシャクなどです。むしろ美しい種類が多いとして、ガの方が好まれている国もあります。日本で「世界の美しいチョウ」として紹介される中には、ガが多く含まれています。学者さんでもチョウとガの区別は悩みます。ガとして扱われていたグループが、チョウに入れ換えられるという事件が、20世紀後半になってもあったぐらいです。ですから無理して区別しなくてもよいのではないでしょうか。自然界での生命の重さはチョウもガも同じです。知識として好き嫌いを決めることだけは、避けられればと思います。

 

市史執筆員 吉鶴 靖則


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